全国の移住計画をしている皆さんこんにちは。諌山(@mikio_isayama)です。
突然ですが皆さん、中野市って知ってますか?
移住した僕が言うのもなんですが、全然知りませんでした。
周りの友達の聞いても
「東京の?」
「長野市じゃなくて?」
「I don’t know」
などなど、散々な言われよう。
そんな知名度の危うい中野市ですが、住めば住むほどその特色が見えてきました。
今回は僕が移住した長野県中野市について、2ヶ月という短い移住期間ながらお伝えしていきたいと思います。
長野県中野市の基本情報
まずは中野市の基本情報をざっくりと。
■人口:42.544人(長野県全体で77市町村中14位)
■男性:20.594人 女性:21.950人
■世帯数:15.670世帯 ※2019年4月1日現在
■面積:112.06km2(長野県全体で77市町村中38位)
■特産品:りんご、ぶどう、さくらんぼ、プラム、ぼたんこしょう
■日本一:えのきたけ全国生産量日本一
■その他:住みよさランキング2017」長野県1位(全国814都市中43位)
大型店舗の台頭
面積に比べ、人口は長野県の中では多い方なので、人口密度はそれなりにあります。
土日スーパーに行くとそれなりにお客さんがいる印象です。
また、コメリ系列のパワー中野店やカインズ、ナフコといったホームセンターや、西友、業務スーパー、イオンなど大型店舗が最近多く進出しており、生活用品の購入面では全く苦になりません。
というか多すぎて飽和状態です。
東洋経済新報社「住みよさランキング」2017年長野県内1位(全国43位)
まさかの2017年長野県内の住みよさランキング1位という名誉な順位をいただいております。
住みよさランキングとは
「住みよさランキング」は、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つのカテゴリーに分類し、ランク付けしたもの。
東洋経済新報社 東洋経済ONLINEより
全国1位は千葉県印西市。2018年までで7年連続で1位だそうです。すごい。
ちなみに2018年の住みよさランキングでは中野市はトップ50位からランキング外に。
何があったの中野市。
中野市の場所
意外と知られていない中野市の場所。
実際に行くまで自分も知りませんでした。
長野県の北側に位置しており、お隣の市はなんと長野市。
そして北側には飯山市、西には信濃町、東には山ノ内町など、
長野県最大の都会が近くにありつつ、長野県アウトドアの聖地に囲まれた立地となっております。
また、中野市は新幹線の止まる飯山駅を使うことにより、
東京まで最短2時間ほどで行くことができるなど、アクセスの良さがあります。
新幹線なら片道8000円ほど、
中野市から東京に行く場合、格安で行くなら
【信州中野駅】→【長野駅】→高速バス→【バスタ新宿・池袋など】
この組み合わせで最安3000円程度で行くことが可能です。
頑張れば中野市⇔東京のデュアルライフも不可能ではありません。
基幹産業は農業。りんごとぶどうが特に熱い
りんご、ぶどうで就農したい方は特におすすめ
中野市では農業が大きな産業となっています。
特におすすめするのはりんごとぶどう。
降水量の年間平均が1,057mmと少なく、昼夜の寒暖差が激しいため、濃厚な味わいになるそうです。
また、中野市は新規就農を考えている方の支援も行っています。
こちらもリンクを載せておくので参考にして下さい。
『JA中野市』
https://www.ja-nakanoshi.iijan.or.jp
『新規就農者支援事業補助金【支援事業】』
ttps://www.city.nakano.nagano.jp/docs/2014011601833/
中野市発祥の野菜、ぼたんこしょうもあるよ
ぼたんこしょうとは、中野市永西組地区を中心に古くから栽培されている
ピーマンに似たナス科トウガラシ属の野菜です。
普通の唐辛子と違い、冷涼な気候を好み、標高の低いところでの栽培に適しています。
種のついている白い芯の部分に強烈な辛み成分があり、肉厚な果肉の甘みと絶妙にバランスされ、
辛さの中に甘みがある癖になる美味しさです。
現在は担い手不足などの対策のため保存会が発足されるなど精力的な活動が期待されています。
興味のある方は是非調べて見て下さい。
『ぼたんこしょう保存会』
http://www.botankoshou.com/index.html
観光は正直弱い。しかし周りがすごい
温泉はやたらある中野市
正直観光は弱い。
これが素直な感想です。ただ、住む場所としてや農業を行う場所としては最適なので
あまり気になりません。
強いて挙げるとすれば
- 日本土人形博物館
- 高野辰之記念館
- 中山晋平記念館
- 一本木公園
など、歴史好きな人は良いかもしれません。
ただ僕が知らないだけかもしれないのでそこは随時お伝えしていきます。
ただ中野市は市内各所に500円以内で入浴できるというリーズナブルな温泉が沢山あります。
特に有名なのが
- ぽんぽこの湯
- 長嶺温泉
- もみじ荘
- まだらおの湯
などがあります。温泉好きの僕としては最高の環境です。
周りはアウトドアやりたい放題
そんな観光はからっきしの中野市ですが、実は周りの市町村がすごい。
飯山市
レンタルサイクルからツアー申し込み、グッズの販売まで行っている。
飯山市は信越9市町村からなる信越自然郷の拠点となる信越自然郷アクティビティセンターがあったりとアウトドアがとても盛ん。1年中色々なアクティビティが楽しめる上、
隠れたサイクリストの聖地にもなっている。
『信越自然郷アクティビティセンター』
https://shinetsu-activity.jp/
山ノ内町
山ノ内町は湯田中温泉や地獄谷温泉、そして志賀高原からなる多数のスキー場など、
ウィンタースポーツの盛んな場所です。
僕も移住する前の3ヶ月間は横手山の『横手山頂ヒュッテ』でアルバイトした経験があり、
山ノ内町はとても好きな場所です。
『長野県山ノ内町公式ウェブサイト』
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/
『横手山頂ヒュッテ』
http://www.yokoteyama.com/
信濃町
野尻湖でのウォータースポーツ、北信五岳のウィンタースポーツなど、
多種多様なスポーツが楽しめる信濃町。
野尻湖には東京のイケてるWeb制作会社、『LIG』が運営している
ゲストハウス、『LAMP』もあり、そこでは定期的に勉強会や交流会など、
インスピレーションを刺激される催しが開催されています。
また、信濃町の地域おこし協力隊が運営しているサイト、『ありえない、いなかまち』
が非常にセンスが良く、信濃町がより魅力的に感じます。
『ありえない、いなかまち』
https://shinanomachi-iju.jp/
『株式会社 LIG』
https://liginc.co.jp/
『ゲストハウス LAMP』
https://lamp-guesthouse.com/
中野市は「ちょうどいい田舎」
ここまで他の市町村を褒めてしまうと、中野市ってなんなの?ってなりますが、
中野市は生活する面では他の追随を許さない便利さを誇ります。
普段は中野市で生活し、週末は近隣の街でアクティビティを楽しむ。
そんなちょうどいい田舎はいかがでしょうか。
ここまでで「移住したい!」って思ったら
中野市に興味が湧いてきた人は、中野市の移住定住促進サイトを是非見て下さい。
移住したい人向けの情報は大体載っているので参考になりますよ。
『中野市移住定住促進サイト』
https://www.city.nakano.nagano.jp/docs/2015033100243/
まとめ
2ヶ月という短い期間ですが、僕は住みやすくちょうどいいこの中野市が大好きになりました。
一人一人好みはあるかと思いますが、静かに、ゆっくりと農業に打ち込みたいという方は
是非一考してみて下さいね。